乳がんライフ  ゆるゆる治療と暮らしの日記

左乳房のHER2、エストロゲン陽性 乳ガンステージ1(浸潤性乳管癌 invasive ductal carcinoma, IDC)。2021年10月に乳ガンと診断され、2022年1月に部分切除の手術を受けました。自分の備忘録なので、だらだらと文章が長く、面白くもないと思いますが、もし同病の方の参考にでもなればと思い、公開しています。コメント歓迎! \(^^)/

パクリタキセル 終了後 72、73日目 放射線27回目

 金曜日、27回目の照射の日。今日も朝から雨。火曜日から4日間、テレビから「大雨情報」の枠が消えない。午前中はリモートストレッチを1時間半。病院へは🚌で行った。雨の合間に🚴‍♀️も考えたけど、雨雲レーダーを見ると不安定だし、他にスケジュールもない。のんびり往復することにした。今回はマーキングの描き足しとピンポイント照射のみで、10分ぐらいで終了、病院自体も大雨予報の影響かとってもガラガラで、会計も速攻で終わり、1時15分!! 今までで最速だ。1時半のK鉄道🚃で帰れた。結局往復雨は降らず、ラッキー。これで今週の治療は終了だ。

 土曜日。今日は朝は薄曇りで、やっと雨は一休み。なぜか昨夜はホントに寝られなかった。😂 起きてパソコンのバックアップと、ずっと後回しにしていたシステムソフトのアップデートをやっちゃったよ。昼寝〜!😴

 そういえば、水曜日の外科診察で、「そろそろハーセプチンの折り返し点だから、心臓の検査をしましょう」ということで、9月に心エコーと心電図の予約を入れていただいた。そっか。1年間の投与で来年3月までだから、9月で半分になるのね。前半は、毎週の点滴と7、8月の毎日の放射線で治療の密度がめっちゃ濃かったな。後半は毎日の服薬以外は3週に一回の点滴のみになる。10月からは仕事を増やしたので、それなりに多忙になるけど、それまでの、来週後半から9月いっぱいは、どんな気持ちになるんだろう。

 それにしても、ガン治療って、特殊だ。手術で病巣を取り除いた後、時間もお金もマンパワーもかけて、数種類の化学療法、内服薬、放射線治療とさまざまな治療を行うけれども、それで病気が「よくなる」わけではない。私のように、手術で一応ガン組織が取り除けたと考えられる場合、その後の治療は確率の問題でしかない。本当にガン細胞が体内に残っていて、それを殺しているのか、また、これからガン細胞になって再発しそうなものを予防できているのかは、わからない。何もしなくても、ガン細胞はもう存在せず、再発もしないのかもしれないのだ。逆に、どんなに治療しても、ガン細胞が生き残ったり、新たにできたりして再発する可能性もある。治療をすることにより、「かもしれない」の確率が下がる、というだけなのである。標準治療が一段落するまで検査もしないから、果たしてどうなっているのかわからないまま、ひたすら治療に励む。そこには、長きにわたる研究と臨床の積み重ねによる医学的な根拠があると思っているから、治療を受けることに躊躇はない。でも、実はそもそも必要ないのかもしれないし、やっても無駄なのかもしれない。患者の本音としては、「前者だったらいいな〜、でもそうすると必要ないのに体を痛めつけていることになるんだよね。それもなんだかな〜」というところだろうか。どんなに真面目に治療に取り組んでも、だからと言って結果が良くなるとは限らないところも、なんともいえない気分になる。ガンに罹患したのも偶然なら、治るかどうかもギャンブルって感じ?! 兄に乳がんにかかったことを告げた時、「医療を信じて治療に取り組んでほしい」と言われた。素晴らしく言い得て妙、的を射たアドバイスであった、と今更ながら噛み締める。