乳がんライフ  ゆるゆる治療と暮らしの日記

左乳房のHER2、エストロゲン陽性 乳ガンステージ1(浸潤性乳管癌 invasive ductal carcinoma, IDC)。2021年10月に乳ガンと診断され、2022年1月に部分切除の手術を受けました。自分の備忘録なので、だらだらと文章が長く、面白くもないと思いますが、もし同病の方の参考にでもなればと思い、公開しています。コメント歓迎! \(^^)/

パクリタキセルの副作用 まとめ

  さて、パクリタキセルの投与が終わったので、終わった時点でのその副作用と思われる症状をまとめておこう。

  • 骨髄抑制:白血球、好中球、血小板、ヘモグロビンの数値が落ちたが、投与を中断するほどではなく、正常値よりも少し低い程度ですみ、自覚症状もなかった。生の食べ物や発酵食品には注意して、感染症予防に手の消毒などをこまめに行った
  • 蕁麻疹:3回目が終わった頃から、投与直後ではなく、数日して、腕や手首、手の甲、首の後ろ、腰からお尻にかけてなどに赤い蕁麻疹が出た。出たり消えたりで、痒い時も、なんともない時もあった。抗アレルギーの飲み薬と、痒み止めの塗り薬を処方していただき、8回目ぐらいから全く出なくなった
  • 毛髪の脱毛:3回目が終わった頃から抜け始め、最終的にはホワホワと残っている程度まで抜けた
  • まつ毛の脱毛:11回目を終わった頃から、まつ毛が減った。目がつかれ、特に右目がしばしばして、目やにも出た
  • 体毛の脱毛:もともと毛深くない方だが、全体的に減った。手や足のムダ毛はほぼなくなり、脇と陰毛もとても薄くなった
  • 顔のほてり、むくみ:最初の投与から顔が赤くなり、なんとなく全体にぼってりとむくんで、それが継続した
  • 末梢神経障害:6回目ごろからだんだんと出現。手の指先部分がじわっと痺れ、冷たいものに過敏になった。投与するとしばらく強くなり、また多少弱まる。12回目の7日目には、足の裏がジーンとしてきた
  • 爪の異常:8回目ごろから爪の一部が少し変色し、やがて手指の爪に内出血が出て、押したり、力を入れると痛みがあった。指先の痺れもあって、力が入りづらく、プルトップが開けられず、指先でジーンズなどを引っ張っるのもやりにくかった
  • 皮膚の色素沈着:顔にシミがたくさん出て、全体に黒ずんだ。手首から先が顕著に黒っぽくなった。手のひらがわも、手首が黒くてシミが出ている
  • 皮膚の乾燥:特に腕や手の皮膚が乾燥し、シワシワになった
  • 不思議な体重増減:水曜日に投与すると、木・金と体重が1キロぐらい増加し、その後緩やかに元に戻るというパターンが繰り返された
  • ガス:4回目ごろから、なぜかお腹のガスが多くなり、おならがよく出た
  • 粘膜障害:前半は口の中が過敏になり、歯ブラシのちょっとした力加減、当たり方で痛んだ。初期に口内炎も少しできたが、処方されたうがい薬ですぐに治った。また、鼻血が出た。もともと鼻の粘膜が弱く、軽い鼻血がよく出るが、特に後半はずっと治らず、かさぶたができては取れ、また血が出る、を繰り返した。すぐに止まるので、困ることはなかったが、鼻をかむと多かれ少なかれ血が出る状態が続いた

 一番不快そうで恐れていた吐き気や下痢、便秘、味覚異常などの症状や、体力の低下、息切れなどは特になく、やりたいことは普通にやって、元気に過ごせた。出ている副作用がどんなふうに変化するのか、回復するのか、これから見守っていきたい。しびれがなくなりますように、髪の毛が生えてきますように!!