乳がんライフ  ゆるゆる治療と暮らしの日記

左乳房のHER2、エストロゲン陽性 乳ガンステージ1(浸潤性乳管癌 invasive ductal carcinoma, IDC)。2021年10月に乳ガンと診断され、2022年1月に部分切除の手術を受けました。自分の備忘録なので、だらだらと文章が長く、面白くもないと思いますが、もし同病の方の参考にでもなればと思い、公開しています。コメント歓迎! \(^^)/

化学療法スタート:パクリタキセル・ハーセプチン 1回目

 抗がん剤(パクリタキセル)と、HER2の分子標的治療(ハーセプチン)の化学療法、1回目終了! 今日は雲ひとつない上天気。幸先いい!! 7時48分発のK鉄道に乗る。回数券を2綴り(元々10枚分の値段で12枚ついてくるのが、只今さらに10%OFFで4ヶ月有効)購入し、H病院へ。


 8時ちょっと過ぎに到着。長蛇の列だったが、ちょうど受付開始直後のタイミング。意外に待たず、5分後の8時10分には受付を済ませ、採血へ。受付番号は75番。8時25分ごろに呼ばれて、ちょっと待って8時50分に採血終了。

 9時に3階の外科で体温と血圧を測定し、9時半ごろ診察。 心臓の検査も血液検査も問題ないということで、予定通り今日からスタート。痺れ予防に漢方薬を飲むよう処方してくれた。痺れ予防に手足を冷やすと良いと聞いたのですが、と伺ったら、「ああ、多分冷やしてくれると思います。もしやってくれなかったら、看護師に『冷やしてもらえますか』って聞いてみて」とのことだったので「やった!!」と思ったが、あとで化学療法室で聞いたら、「うちの病院はまだ取り入れてなくて、症状がひどく、手足の皮がむけてしまっている場合のみなんです」とのこと。
 
  9時40分ごろ、化学療法室で受付し、すぐに呼んでもらえた。ベッドはほぼ埋まっていて、私の後は、少し待たされたみたい。1回目なので、心電図のプラグをつけ、改めて血圧や体温を測り、点滴の針をドクターに入れてもらい(私はすぐに入って、痛みも少なかったが、お隣のやはり初回の方はなかなか入らなかったらしく、先生が「大変申し訳ありません」を連発しながら苦労していた)、酸素飽和度計をつけて、準備。
 
 薬ができてきて、10時過ぎからアレルギーや吐気防止の混合薬から点滴開始。そしていよいよ、パクリタキセル。最初はとてもゆっくり入れて、様子を見ながら少しずつスピードを上げて落としていく。1時間。 途中で薬剤師の先生が来てくれて、プリントの資料をくれて、薬剤の説明。「吐き気・悪寒はそれほど起こらないと思います」と言われて「よかった〜〜」と思う。吐き気は辛いもんね。でも、「ない」わけじゃないから、甘く見ないようにします。実はここで、プリントの記載がハーセプチン3週ごとになっていて、「あれ??」だった。看護師さんに話したら、後で訂正しに来てくれた。
 
 パクリタキセルが終わって生食でラインの薬を流してから、トイレへ。心電図のシールをいちいち剥がすの面倒だなと思っていたんだけど、ラインの途中にプラグがあって、ちょいと抜いて自由の身に。なーんだ。そりゃそうだよね。
 
  次はハーセプチンを1時間半。これもゆっくり20分ぐらい?入れて、徐々にスピードを早める。終了は12時10分ぐらいだっただろうか。また生食を流して、最後にまた血圧と体温を測り、針を抜いて5分押さえておしまい。 
 
 点滴の間中、時々看護師さんが足で血圧を測ってくれて、体温も測る。体温は1回36度8分まで上がったが、概ね36度前半。血圧は140/80〜70ぐらい。ちょっと高いけど、足で測ると高めになるので、大丈夫とのことだった。4、5回は測ったと思う。とにかくずっと誰かが見守ってくれているようで、いつでも声をかければ対応してもらえた。とっても気を使ってくれて、「いろいろ繋いで、動きにくくてごめんなさいね〜」とか、「気分はどうですか、我慢できるとか考えず、少しでも変化があったら、教えてください」とも。冷却の件でもとてもすまながってくれた。みんな優しくて、居心地はとってもよかった。翌日には様子を聞きに電話を入れてくれるという。至れり尽くせり。
 
 さて私はというと、具合は全く普通。アレルギー反応もなかったし、突然寒気がするようなこともなかった。読書したり、うとうとしたり、最後の1時間ぐらいは、足がムズムズしてきて、じっと寝ているのは辛いので、起き上がって読書していた。
 
 会計はガラガラで、12時25分ごろに終了。外部の薬局で処方された漢方薬を買い、ドラッグストアでアイスノンをゲットして、1時半のK鉄道で帰宅。帰りに気分悪かったらどうしようと心配で、嘔吐対策に、専用の袋を持って行ったが、全く出番なし。でも、これからも常備しよう。備えあれば憂いなし。
 
 頭の冷却はちょっと無理として、手足の冷却を次回からやってみるつもり。試しにアイスノンを凍らせて、足に1時間つけてみた。溶けちゃったけど、保冷剤と併用して、保冷材を仕込んだ袋でやれば良いんじゃないかな。手も、本を読んだりはしたいけど、なるべく冷やすことにしよう。 時間的には、7時15分ので行けば、採血の順番は早くなるだろうけど、そもそも受付までに確実に30分待つことになる。帰りは早いだろうけど(2回目からはハーセプチンが半量になり、点滴スピードも速いので、1時間短縮だし)、そんなに急ぐ必要はないよね、ってことで、次回からも同じ電車にしよう。 食欲も味覚も全く正常、まだどこも痛くも痺れてもいない。1日目は全く「ガン患者」って感じなし。