6月10日は友人と鳥を見ながら2時間ぐらい散歩。通り雨も来たけど、爽やかなお散歩日和だった。6月11日は8キロの山道を歩くイベントに参加した。いい天気だけど、暑すぎなくて、ちょうどいいハイキング日和。楽しかった! 山菜もちょっと収穫。ヤマシャクヤクを初めてみた。
治療が一旦終わってからは、ルーティーンな毎日で、あんまり病気について書くことがないけど、考えることはそれなりにある。
その一つ。LGBTQの方がテレビで自分の経験を語っていて、「ゲイだとカミングアウトすると、『自分はゲイの知り合いがいる』という人がいるけど、『だから理解がある』と言いたいのか、何か言い訳?されているようで変な気分」というようなことを言っていた。社会的なインパクトは全然違うけど、ちょっと病気の話をする時と似ているな〜と思った。なぜかみんな一斉に「自分の親戚も・友人も・知り合いもガンで…」って言い始めるんだよね。「あなただけじゃないよ」と言いたいのかもしれないけど、その時は「だから何?」と思ったよ。「自分がガン」という人、百歩譲って、「家族がガン」という人以外のそういう反応は、壁を作られている気分になった。第3者のガンの話をされると、自分の話はなんだかできなくなる。私の方が、私のガンを理解しているはずなのに、他人のガンの話を聞いた人の方が、わかっていると言われているかのようなあの感じ。
私はどうだっただろう。身近な友人がガンになって打ち明けられたことがない。そうだったらどう反応していただろうか。なってみないとわからないことってやっぱりたくさんあるよね。想像力や経験者の話から、学びたいとは思うけど、その時の「感じ」は経験するしかない。今、病状が悪化しているカエルさんにかける言葉がないのは、その気持ちが少しはわかるから。