乳がんライフ  ゆるゆる治療と暮らしの日記

左乳房のHER2、エストロゲン陽性 乳ガンステージ1(浸潤性乳管癌 invasive ductal carcinoma, IDC)。2021年10月に乳ガンと診断され、2022年1月に部分切除の手術を受けました。自分の備忘録なので、だらだらと文章が長く、面白くもないと思いますが、もし同病の方の参考にでもなればと思い、公開しています。コメント歓迎! \(^^)/

がん患者の今後の保険

 このところ、ブログに、「女性特有のがん」に罹患した後に加入できる医療・生命保険の広告が出る。前にも書いたが、加入していた保険でがんの一時金・女性特有の疾病の保障があり、とても助かった。でも、これは1回だけ。再発したり、他のがんになっても、入院金などはあるけど、がんの一時支給金はもうない。今後のがんの再発や転移に備えられるものならば…とちょっと考えた。

 がんの既往症があって、転移・再発を保障するという保険はやっぱりほぼこの広告に出てるものぐらいしかないらしい。他にもあるにはあるが、5年間所見なしが条件である場合が多いので、今の私には関係ない。

 でもこの保険は、がんが6ヶ月「所見なし」なら入れる。保険料は私の年齢や、がんのステージを考慮すると、一番安いプランで月々3500円ぐらい。もちろん掛け捨て。一年保証で、更新して5歳ごとに保険料が上がるが、80歳まで継続できる。再発・転移・他のがんの場合、80万円の一時金が出て、死亡・高度障害保険が100万円(がんじゃなくても死ねば出る)。

 例えば、加入して、これから5年経って転移がわかったら、大雑把な計算で、21万円の保険料で80万だから、59万の+ということになる。さらに寝たきりになって重度障害なら+100万円。ただし、同じ場所に再発した場合は(他に転移等がなければ)保障の対象外。

 これをどう考えるか? まだ治療中だから、考える時間はたっぷりある。

 重度障害はなりたくないし、なったり、死んだら100万あっても自分はもちろん家族の助けには全然足りないだろう。他の死亡保険にも入っているし。考えるべきはやっぱり一時金の80万円をどう見るかだ。

 今のところ、保険に入るよりも、自分で「がん貯金」をした方がいい気がする。「所見なし」の診断が出るかどうか、そして、それまでの治療に総額でどのくらいかかり、すでに支払われた保険金がどのくらい残るかということもある。その残金をちゃんと貯金して、月々3500円ずつ積み立てしたらいいかな。当たり前のことだけど、保険は何もなければなくなるお金だけど、貯金すれば+にはならなくても、「いざ」という時がないまま過ぎれば、お金が残る。保険が出ても80万円と思うと、そのくらいは自分で貯めようと思う。