乳がんライフ  ゆるゆる治療と暮らしの日記

左乳房のHER2、エストロゲン陽性 乳ガンステージ1(浸潤性乳管癌 invasive ductal carcinoma, IDC)。2021年10月に乳ガンと診断され、2022年1月に部分切除の手術を受けました。自分の備忘録なので、だらだらと文章が長く、面白くもないと思いますが、もし同病の方の参考にでもなればと思い、公開しています。コメント歓迎! \(^^)/

N病院でCT

 11月18日は検査のため、N病院へ。まずH病院で紹介状を受け取り、N病院へGo! 交通手段に迷ったけど、天気が大丈夫だったので、自転車。これが一番気楽。

 
  受付は9時と聞いていたので、ちょっと時間を潰してから行ったら、8時から病院は開いていたらしい。行ってみたら、待合室はもうかなり混んでいた。
 
「みんなの体操」やってるのをみたから、1時間以上待ったと思う。外科の診療室に呼ばれて、先生とお話しした。いろいろな検査を並行して早く進めてしまうために、N病院での検査となったとのこと。結果は全てH病院に直接届けられる。検査の内容や同意書の内容(造影剤の副作用)について、丁寧にお話ししてくださった。優しい感じの先生だった。
 
 N病院は、古い建物で、暗いし狭いし、内部がちょっとわかりにくいけど、人が親切で感動した。看護師さんたちや、受付会計のスタッフたちが、お年寄りにはもちろんのこと、とにかくどのシーンを見ても親切で、優しく、わたしにもあれこれ時間がかかっていることや、書類が多いことなどに気を使って、謝ってくれる。お見舞いに来たけど、病室へ行けない人のために、看護師さんと受付スタッフさんが、病院のスマホで、ビデオ通話をさせてあげていた。きめ細かいサービス。「あれが一人分?」とびっくりするほど分厚いカルテを持っている患者さんが多く、いい病院なんだな〜と思った。
 
 さてわたしは当日CTを撮ることになり、MRIとPET-CTは予約を入れる。少し紆余曲折があったけれど、結果的にちょうどいい曜日・時間帯になった。
 
 CTは11時20分ごろ開始。横たわって、息を何回か止めて、途中で造影剤を打って、また一回撮影して終わった。造影剤は「体があったかくなるけど、心配しなくて大丈夫です」と言われたが、本当に暖かくなった。特に下腹部が!! おしっこ漏らしたみたいなじわーっとした温かさで、ちょっとびっくりした。でも、撮影が終わる頃には治っていました。
 
 こういう状況の「怖さ」って言うのは、機械や注射や検査自体ではなくて、その結果が怖いんだなと実感。検査には前向きになれるし、好奇心もメキメキ出てきて、積極的に取り組めるけど、だからと言って、いい結果が出るかどうかとは全く関係ない。前向きに頑張っても、結果はどうしようもないことが不安なのだと気づいた。それに、結果が出るまでは、気持ちをどの方向にも持っていくことができないのがもどかしい。そう言う苦しさである。「今考えても仕方ないから、考えないようにしよう」と頭で思っても、同じ頭の中に「もしこうだったら、ああだったら」と渦巻く。そして、渦巻いても出口がない。
 
 結果が出てしまえば、次に向かえる。悪かったら、自分でも色々と後悔もあって、苦しいに違いないし、特に、それを伝えなければならない人たちに告げるのがとても辛い。でも、自分の中では、その結果を消化して、何らかの形で向き合う方向が決まるから、宙ぶらりんの今とはまた違う心境になるのだろう。
 
 それにしても、Kクリニックで検査、H病院に転院、そこで手術や治療の方針を立てるのだろうと思っていたけれども、まだまだこんなに検査があるとは。入院手術のための検査があるのは、前の経験でわかっていたけど、病状特定に、再度のマンモ、エコー、生検、しかも、CT、MRI、PETのガッツリ検査とは思わなかったよ。どれも初めてだから、どんなものやら、本当に結構楽しみなのである。