乳がんライフ  ゆるゆる治療と暮らしの日記

左乳房のHER2、エストロゲン陽性 乳ガンステージ1(浸潤性乳管癌 invasive ductal carcinoma, IDC)。2021年10月に乳ガンと診断され、2022年1月に部分切除の手術を受けました。自分の備忘録なので、だらだらと文章が長く、面白くもないと思いますが、もし同病の方の参考にでもなればと思い、公開しています。コメント歓迎! \(^^)/

N病院でMRI

 今回の3つの検査で、一番興味深いと思っていたのが、MRI。11月26日、3時半からの検査で、3時前に受付。これも別棟だったが、プレハブで、ちょい貧乏くさい😅

 受付や検査の係の人たちは、病院内のスタッフと共通した、親身な対応。1時間はかかるので、トイレを済ませ、上半身は全て脱衣して、着替え。耳栓を入れる。部屋に入ると、うつ伏せに寝て、乳房が穴からしたに垂れ下がる😂姿勢になる。右手の甲に針を入れて、そこから造影剤を入れるとのこと。ちゃんと入るか試しにまず生理用食塩水を入れられて、冷たくて不思議な感覚だった。
 
 いよいよ機械に入る。1時間の検査と言われたので、このうつ伏せの姿勢で、じっと1時間ってどうなのか?と思いつつ。寝ている装置がちょっと動いて、コンコンコンコンコン、ボコ、という音がして、その後いろいろな音がして、いったん静まり返る、の繰り返しだった。「ガーンガーン」という大音響が繰り返されるという記述や経験者のお話が多かったんだけど、全然違った。とにかく、音がしてくるたびに全然違う。リズミカルだったり、警報みたいだったり、3音ぐらいのメロディがあったり、信号音みたいだったり。7、8種類か、もっとあったのではないかと思う。次はどれかな〜と思いながら、それを聞いていると、なんだか可笑しくなってきて、笑いそうだった。『2001年宇宙の旅』みたいな、一昔前のSF映画の宇宙船の計器のシーンのようで、宇宙人が地球人に交信を試みたり、人体実験するとしたら、こんな感じ?と思っているうちに、「造影剤を入れて、後10分です」とのアナウンスがあり、また右手に冷たいものがじわーっとくる。そして、しばらく音がして、終了。
 
「造影剤入れたとき、痛かったですか」と聞かれたので「いえ、冷たくて」と言ったら、「あ、って声がした気がしましたが、冷たかったんですね。検査は大丈夫でしたか」「はい、いろんな音がして、すごく不思議でした」などと軽くお話ししながら検査終了。会計は病院の窓口で、6500円ぐらいだった。
 
 みぞれだったので、歩いて行って、歩いて帰った。行きは、郵便局によるので、最初から歩くつもりだったが、帰りもなんとなく検査の余韻からゆっくり気持ちを戻したくて、歩いた。同じ病気の人たちは、みんな同じ検査をするんだろうけど、どんな気持ちなのかな、と思う。私自身は検査は、こうならなければ体験できないことだから、結構楽しいのだ。注射は好きではないけど、針を刺されてもさほど痛くないので、平気になった。結果を恐ろしく思う気持ちも、だんだんと溶けてしまった。もはや、どんな悪い結果でも、あるがままを受け止めるしかないし、先のことが見えてきたら、それに合わせるしかない、というのが、頭だけじゃなく、ふに落ちたのかな。