2021年10月始めのある日、シャワー時に自己触診していると、左乳房の下真ん中あたりにしこりを感じた。明らかにそれまではなかったものだ。小さい梅干ぐらいの大きさ?で、多少弾力はあるが、割と固めである。普段、よっぽどのことがなければ、病院には行かない自分。しばらくの間逡巡したが、これは行った方がいいよね、と思い、10月14日に乳腺と甲状腺の専門のKクリニックへ。予約を取ることもできるが1ヶ月以上先になるので、待たされる覚悟で飛び入り受診した。
さて、その初診。マンモの画像と超音波を見ながら、先生の説明を聞く。「固い」というのと、石灰化が星のように散っていることから、悪い可能性があるとのことで、細胞診の予約。「これは悪性だろう」と自分でも思う。
21日 細胞診。超音波の画像を見ながら針を刺して取る。思ったより痛くなかった。
29日 昼間は山に行き、夕方4時半に受診。先生に診断を聞く。悪性。腫瘍マーカーの検査のために採血。今後の治療を受ける病院の選択肢はいくつかあったが、H病院に即決
31日 夫に告げた。そのときは冷静に受け止めてくれたが、翌日から鬱とパニック(持病)で不調。1週間休む。その後は落ち着いてきた
11月1日KクリニックからH病院にファックス連絡
11月2日Kクリニックより、電話連絡があり、15日にH病院の予約が入った。その前に紹介状等を受取るために11日の2時半にKクリニック予約(先生の話もあるということで、予約が必要だった。何の話があるの??と思ったよ)
11月11日 Kクリニックへ。先生のお話は、主に事務的なことで、持っていく書類の説明や、H病院のコロナ対策の注意事項などだった。腫瘍マーカーの結果は、全て正常値で問題なし。コロナのチェック項目に「50人以上の屋内のイベント」があり、直前の日曜日にそのような催しに行っていたので、帰宅後H病院に電話して、確認。問題なしだった
こんな具合に、淡々と「がん患者」になりました。Kクリニック(がん発見)からH病院(がん治療)へと移り、にわかに忙しくなるのだった。